欧州連合(EU)の旗(欧州旗)について
欧州連合(EU)のシンボルとして世界中で知られる「欧州旗(The European Flag / ヨーロッパ旗)」について、そのデザインの本当の意味、多くのアメリカ人が勘違いしている事実、そして公式には語られない「隠された宗教的なインスピレーション」まで、詳しく解説します。一見するとシンプルな星の輪ですが、この旗はヨーロッパの激動の歴史と、平和への究極の祈りが込められた非常に洗練されたデザインです。
1. デザインと形の意味:星の数は「加盟国の数」ではない!
青い背景の中央に、12個の金色の星が円を描くように配置されています。このデザイン要素には、ヨーロッパ全土を包み込む普遍的な理念が込められています。
- 青い背景(アジュール) 「西洋の空」を表しており 「真実」「知性」 そしてヨーロッパの平和と希望を象徴しています。
- 金色の星(五芒星) ヨーロッパの諸国民の間の 「連帯(Solidarity)」「調和(Harmony)」 を意味しています。
- 星が描く「円(サークル)」 途切れることのない 「結束(Unity)」 を表しています。
【最大の特徴:なぜ星は12個なのか?】 ここがアメリカの星条旗などと最も違う部分であり、一番よく勘違いされるポイントです。 欧州旗の「12」という星の数は EUの加盟国数とは一切関係ありません (※現在のEU加盟国は27カ国です)。
西洋の伝統において「12」という数字は「完璧」「完全」「調和」を表す最も神聖で象徴的な数字です。(例:1年の12ヶ月、時計の12時間、黄道十二星座、キリストの12使徒など)。 そのため、今後EUの加盟国が何カ国に増えようとも、あるいは減ろうとも、この「12個の星」の数が変更されることは絶対にありません。
2. 欧州旗の歴史と由来:「EU」が作った旗ではない
実はこの旗、最初は「EUの旗」として作られたものではありませんでした。
① 欧州評議会によるデザイン公募(1950年代) 第二次世界大戦後、二度と悲惨な戦争を起こさないために、人権や民主主義を守る国際機関「欧州評議会(Council of Europe)」が設立されました。彼らはヨーロッパ全体を象徴するシンボルマークを必要とし、公募を行いました。 100以上のデザイン案が集まりましたが、「巨大なEの文字を描く」「十字架を描く(イスラム教国のトルコが猛反発した)」など議論は難航しました。
② 現在のデザインの採用(1955年) 最終的に、欧州評議会の情報局長であったポール・M・G・レヴィと、郵便局員でありアマチュア画家であったアルセーヌ・ハイツが共同でデザインした「青地に12の星」の案が採用され、1955年に「欧州評議会の旗」として正式に承認されました。
③ のちにEUが「間借り」して採用(1985年) それから30年後の1985年、現在のEUの前身である「欧州共同体(EC)」の首脳たちが、「我々も共通の旗を持とう」と話し合いました。新しく作るのではなく、すでにヨーロッパのシンボルとして定着しつつあった欧州評議会の「12の星の旗」を使用する許可をもらい、EC(のちのEU)の公式な旗としても採用しました。 つまり、厳密にはEU専用の旗ではなく 「ヨーロッパ全体を象徴する旗(欧州旗)」 なのです。
3. 公式には伏せられている「キリスト教(聖母マリア)」の秘密
欧州旗のデザインについて、EUの公式見解では「いかなる宗教的意味も持たない、世俗的(非宗教的)なデザインである」とされています。しかし、デザイン考案者の一人であるアルセーヌ・ハイツは、後に 「実は聖母マリアから強いインスピレーションを受けた」 と告白しています。
- ヨハネの黙示録第12章 新約聖書の『ヨハネの黙示録』には、次のような一節があります。 「一人の女が身に太陽をまとい、月を足の下にし、 頭には十二の星の冠をかぶっていた 」 ハイツは熱心なカトリック教徒であり、聖母マリアが描かれた「不思議のメダイ(メダル)」を首から下げていました。そのメダルに刻まれていた「12の星の輪」を、そのままヨーロッパの旗のデザインに落とし込んだのです。
- 奇跡的な「日付」の一致 この旗のデザインが欧州評議会で最終的に承認・採択されたのは1955年12月8日でした。この日は偶然にも、カトリック教会において非常に重要な 「無原罪の御宿りの祭日(聖母マリアの祝日)」 だったのです。
EUとしては多様な宗教(プロテスタントやイスラム教など)の加盟国がいるため、これを公式な由来として認めることはありませんが、ヨーロッパの歴史家やカトリック教徒の間では「公然の秘密」として広く知られ、愛されているロマンチックな逸話です。
4. 知っておきたい豆知識(トリビア・厳密なルール)
- 星の「向き」に関する絶対ルール 12個の星は円を描いていますが、 「星の角度」はすべて真っ直ぐ上(12時の方向)を向いていなければなりません。 よくある間違いとして、星の先端が時計の文字盤のように「中心の外側」を向いて放射状に回転しているイラストやグッズ(粗悪な偽物など)がありますが、これは明確な規格違反です。どの位置にある星も、必ず「1つの角が真上」を向いています。
- 上下逆さまにすると「悪魔のマーク」に 前述の通り、すべての星の1つの角が「真上」を向いています。もしこの旗を上下逆さまに掲揚してしまうと、すべての星の角が「下」を向き、2つの角が上を向くことになります。これは西洋のオカルトや紋章学において 「逆五芒星(ペンタグラム)」と呼ばれ、悪魔崇拝や不吉の象徴 とされてしまうため、絶対に逆さまにしてはいけません。
- イギリスのブレグジット(Brexit)と星 イギリスがEUから離脱した際、「イギリスが抜けたから星が11個に減るのでは?」と本気で勘違いした人が世界中に(イギリス人の中にも)大勢いました。しかし前述の通り、加盟国の数は関係ないため、イギリスが去った現在でも欧州旗の星は完璧な「12個」のまま美しく輝いています。
以上のように、欧州旗(EU旗)は、一切の文字や複雑な紋章を排除した究極にシンプルなデザインの中に、ヨーロッパが何千年も培ってきた「完璧と調和(12)」の哲学と、水面下に息づく宗教的・歴史的なルーツが見事に結実した傑作なのです。
素材について
欧州連合(EU)のシンボルとして世界中で知られる「欧州旗(The European Flag / ヨーロッパ旗)」について、そのデザインの本当の意味、多くのアメリカ人が勘違いしている事実、そして公式には語られない「隠された宗教的なインスピレーション」まで、詳しく解説します。一見するとシンプルな星の輪ですが、この旗はヨーロッパの激動の歴史と、平和への究極の祈りが込められた非常に洗練されたデザインです。
1. デザインと形の意味:星の数は「加盟国の数」ではない!
青い背景の中央に、12個の金色の星が円を描くように配置されています。このデザイン要素には、ヨーロッパ全土を包み込む普遍的な理念が込められています。
- 青い背景(アジュール) 「西洋の空」を表しており 「真実」「知性」 そしてヨーロッパの平和と希望を象徴しています。
- 金色の星(五芒星) ヨーロッパの諸国民の間の 「連帯(Solidarity)」「調和(Harmony)」 を意味しています。
- 星が描く「円(サークル)」 途切れることのない 「結束(Unity)」 を表しています。
【最大の特徴:なぜ星は12個なのか?】 ここがアメリカの星条旗などと最も違う部分であり、一番よく勘違いされるポイントです。 欧州旗の「12」という星の数は EUの加盟国数とは一切関係ありません (※現在のEU加盟国は27カ国です)。
西洋の伝統において「12」という数字は「完璧」「完全」「調和」を表す最も神聖で象徴的な数字です。(例:1年の12ヶ月、時計の12時間、黄道十二星座、キリストの12使徒など)。 そのため、今後EUの加盟国が何カ国に増えようとも、あるいは減ろうとも、この「12個の星」の数が変更されることは絶対にありません。
2. 欧州旗の歴史と由来:「EU」が作った旗ではない
実はこの旗、最初は「EUの旗」として作られたものではありませんでした。
① 欧州評議会によるデザイン公募(1950年代) 第二次世界大戦後、二度と悲惨な戦争を起こさないために、人権や民主主義を守る国際機関「欧州評議会(Council of Europe)」が設立されました。彼らはヨーロッパ全体を象徴するシンボルマークを必要とし、公募を行いました。 100以上のデザイン案が集まりましたが、「巨大なEの文字を描く」「十字架を描く(イスラム教国のトルコが猛反発した)」など議論は難航しました。
② 現在のデザインの採用(1955年) 最終的に、欧州評議会の情報局長であったポール・M・G・レヴィと、郵便局員でありアマチュア画家であったアルセーヌ・ハイツが共同でデザインした「青地に12の星」の案が採用され、1955年に「欧州評議会の旗」として正式に承認されました。
③ のちにEUが「間借り」して採用(1985年) それから30年後の1985年、現在のEUの前身である「欧州共同体(EC)」の首脳たちが、「我々も共通の旗を持とう」と話し合いました。新しく作るのではなく、すでにヨーロッパのシンボルとして定着しつつあった欧州評議会の「12の星の旗」を使用する許可をもらい、EC(のちのEU)の公式な旗としても採用しました。 つまり、厳密にはEU専用の旗ではなく 「ヨーロッパ全体を象徴する旗(欧州旗)」 なのです。
3. 公式には伏せられている「キリスト教(聖母マリア)」の秘密
欧州旗のデザインについて、EUの公式見解では「いかなる宗教的意味も持たない、世俗的(非宗教的)なデザインである」とされています。しかし、デザイン考案者の一人であるアルセーヌ・ハイツは、後に 「実は聖母マリアから強いインスピレーションを受けた」 と告白しています。
- ヨハネの黙示録第12章 新約聖書の『ヨハネの黙示録』には、次のような一節があります。 「一人の女が身に太陽をまとい、月を足の下にし、 頭には十二の星の冠をかぶっていた 」 ハイツは熱心なカトリック教徒であり、聖母マリアが描かれた「不思議のメダイ(メダル)」を首から下げていました。そのメダルに刻まれていた「12の星の輪」を、そのままヨーロッパの旗のデザインに落とし込んだのです。
- 奇跡的な「日付」の一致 この旗のデザインが欧州評議会で最終的に承認・採択されたのは1955年12月8日でした。この日は偶然にも、カトリック教会において非常に重要な 「無原罪の御宿りの祭日(聖母マリアの祝日)」 だったのです。
EUとしては多様な宗教(プロテスタントやイスラム教など)の加盟国がいるため、これを公式な由来として認めることはありませんが、ヨーロッパの歴史家やカトリック教徒の間では「公然の秘密」として広く知られ、愛されているロマンチックな逸話です。
4. 知っておきたい豆知識(トリビア・厳密なルール)
- 星の「向き」に関する絶対ルール 12個の星は円を描いていますが、 「星の角度」はすべて真っ直ぐ上(12時の方向)を向いていなければなりません。 よくある間違いとして、星の先端が時計の文字盤のように「中心の外側」を向いて放射状に回転しているイラストやグッズ(粗悪な偽物など)がありますが、これは明確な規格違反です。どの位置にある星も、必ず「1つの角が真上」を向いています。
- 上下逆さまにすると「悪魔のマーク」に 前述の通り、すべての星の1つの角が「真上」を向いています。もしこの旗を上下逆さまに掲揚してしまうと、すべての星の角が「下」を向き、2つの角が上を向くことになります。これは西洋のオカルトや紋章学において 「逆五芒星(ペンタグラム)」と呼ばれ、悪魔崇拝や不吉の象徴 とされてしまうため、絶対に逆さまにしてはいけません。
- イギリスのブレグジット(Brexit)と星 イギリスがEUから離脱した際、「イギリスが抜けたから星が11個に減るのでは?」と本気で勘違いした人が世界中に(イギリス人の中にも)大勢いました。しかし前述の通り、加盟国の数は関係ないため、イギリスが去った現在でも欧州旗の星は完璧な「12個」のまま美しく輝いています。
以上のように、欧州旗(EU旗)は、一切の文字や複雑な紋章を排除した究極にシンプルなデザインの中に、ヨーロッパが何千年も培ってきた「完璧と調和(12)」の哲学と、水面下に息づく宗教的・歴史的なルーツが見事に結実した傑作なのです。
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詳細データ・リンク
| 素材名 | 欧州旗(EU) |
|---|---|
| キーワード | 欧州連合, EU, 欧州 |
| 制作者 (Creator) | 3kaku-K |
| 著作権 (Copyright) | 3kaku-K |
| クレジット (Credit) | freesozai.jp |
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